今日も山へ行こう

何はともあれ山のこと

登山中の失敗談[道迷い一歩手前編]

かれこれ10年以上、山登りを続けていますが、幸い遭難することなく毎回元気に帰宅できています。

しかし、遭難するまでには至らずとも、小さな失敗はたくさん…

自分の失敗談と、その経験から得られたことをまとめていこうと思います。

今回は[道迷い一歩手前編]です。

岩殿山山梨県大月市)でルートを外れる

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ぼんやりしていますが、美しい富士山が眺められます

岩殿山山梨県大月市にある標高634mの山。富士山の眺めが素晴らしい「秀麗富岳十二景」の一つでもあります。

JR大月駅を起点に周回でき、鎖場や迫力ある岩壁が眺められる場所もあって、低山ながら面白い山歩きが出来るところです。

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岩殿山の案内図。もとは城があったようです。

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短いですが、こうしたトラバースもあります。

私が岩殿山に登ったのは2015年4月、ソロ登山でした。

持参していたのは、山と高原地図の高尾・陣馬。岩殿山に関しては5万分の1地図で、しっかりと地図を読むには不向きな縮尺です。

ただ、岩殿山はよく歩かれている人気の山ということもあって、特に心配することも無く向かいました。

岩殿山は2017年の大雨でしばらく入山規制が取られていましたが、現在は解除されています。

詳細は大月市観光協会のHPにて>>>岩殿山入山規制が解けました

誤って作業道へ進んでしまう

岩殿山の登山道はよく整備されていて、看板などもありました。

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分岐にはしっかりとした案内看板あり

私も順調に進んでいたのですが、途中、登山道が左にカーブしているところで道を間違えてそのまま直進…

というのも、実はこの辺りには鉄塔があって(山と高原地図では分かりませんが)そこへの作業道なのか、踏み跡があったのです。

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道を間違えたポイント。本来は左へカーブするが、直進してしまう。

鉄塔まで進んだところで先に道がなくなってしまったので、その時点で「おかしい」と気付きました。

そこですぐに来た道を引き返し、本来の登山道へ。確実に正しいと思える場所まで引き返したところでルートを発見し、事なきを得ました。

どんな状況であっても、「おかしい」と感じたときにすぐさま引き返すのは鉄則だなと、身をもって感じた出来事です。

道を間違えてしまった原因は?

その場で「なんで間違えたのかな?」と少し考えてみましたが…

  • 踏み跡があった
  • 正しいルートは左にカーブしていたが、歩いてきた方向から見るとすぐに気付くような感じではなかった
  • ルートが明確だったので「道を間違えることはないだろう」安心しきっていた

こうしたことから、本来の道を見落としてしまった可能性があります。

岩殿山のように、整備された登山道であっても場合によっては道を間違えてしまうことがあるんだと身をもって経験した出来事でした…。

道迷い防止の対策:GPSを持つ

当時は山と高原地図だけを持って山へ行くことが多かった私も、ここ2年ほどは地形図GPSを加えた3種類を持って行くようにしています(あとはコンパスも)

地形図に関しては国土地理院のWebサイト(電子国土Web)から印刷することもできますが、カシミール3Dが磁北線も印刷出来たりと便利なので、私はこちらを利用。

GPSも専用の機械を持っているのではなく、スマホ(私はiPhone)のGPSアプリを活用しています。

スマホアプリと言っても最近は優秀なものが多いので、スマホユーザーなら是非、使ってもらいたいなと思っています。

ちなみに、GPSアプリを使い始めたころは「YAMAP」を活用していましたが、最近はもっぱら「Geographica」です。

geographica.biz

どちらも事前に地図をダウンロードするなどしておけば、圏外であっても利用できます。

Geographicaは使う前にある程度の準備が必要ですが、歩く予定のルートについて事前にチェックしておくことは山を安全に歩くためにも必要なこと。どうせやることなので、今では楽しみながら準備できるようになりました。(慣れるまでは大変でした…)

GPSアプリがあるからといって、地図読みの技術や紙の地図が不要だとは思っていません。

高度な地図読みの技術は私も持ち合わせていませんが、コンパスの使い方や基本的な読図については自分なりに勉強したりしています。

例えば…モンベルで開催されている無料の店内セミナーや、山と溪谷の特集、関連書籍を読むなど

書籍でオススメなのは、鈴木みきさんの「地図を読むと、山はもっとおもしろい!」というコミックエッセイ。実は長年、コンパスの使い方をどうしても理解できずにいたのですが、これを読んで基本的な使い方が理解できました(^^)

また、スマホはバッテリー切れの可能性もあるため、やはり紙の地図は必携。地形図などを持って、行き慣れた山で読図しながら登ったりすることもあります。

スマホについては万が一の際に救助要請したりするのにも使うため、モバイルバッテリーを持ち歩くのがオススメです。

「道迷いなんてしないだろう」と思っていても、私のように案外あっさり間違えてしまうこともあります。自分でできる限りの対策を取って、安全に楽しく山を歩き続けたいものです。