今日も山へ行こう

山が大好きな、30代ヤマオンナの山行記録。

【2019年8月】新穂高から三俣蓮華岳・鷲羽岳・水晶岳(最終回)

2019年8月のお盆休み終盤の、北アルプス最深部2泊3日テント泊旅。

2日目・3日目の山行記録です。

1日目の山行記録は次の記事をご覧ください(^^) 

www.go2themt0.net

2日目の行程

8月18日(日)

三俣山荘(4:15)・・鷲羽岳(5:14)[休憩5分]・・ワリモ北分岐(6:11)・・水晶小屋(6:46)[休憩10分]・・水晶岳(7:26)[休憩20分]・・ワリモ北分岐(8:45)・・岩苔乗越(8:52)・・渡渉点(9:36)・・三俣山荘(10:07)[休憩60分]・・三俣蓮華岳(11:58)[休憩5分]・・双六小屋(13:31)

※双六小屋〜三俣蓮華岳は中道コース利用

トータル行動時間:9時間16分

3日目の行程

8月19日(月)

双六小屋(5:40)・・弓折乗越(6:33)・・鏡平山荘(7:04)[休憩7分]・・わさび平小屋(9:15)[休憩25分]・・新穂高温泉(10:37)

トータル行動時間:4時間57分

山行記録

三俣山荘から水晶岳へ(三俣山荘戻り)

2日目は3時半前に起床。前日と違って食欲があるので、ホットグラノーラと持参したパンで朝食とします。

ホットグラノーラは、ぬるま湯(140mlくらい)にフルグラ(50〜60gくらい)とスキムミルク(大さじ2)を入れたもの。シェラカップでお湯を沸かして、その中にフルグラとスキムミルクを入れれば完成です。

フルグラとスキムミルクは、自宅で必要な分だけまとめて小分け。お湯もぬるま湯(40〜50度くらい。適当)で良いので時間もかからないし、テント泊の朝ごはんは大抵これで済ませます。

朝食を済ませたら行動開始。まずは鷲羽岳へ向かいます。

ちなみに、この日の日の出は三俣山荘の黒板情報だと4:56ごろ。三俣山荘から鷲羽岳までは地図で1:30。出発したのは4:15。ご来光は難しいかなーと思いながら山頂へ向かいます。

鷲羽岳への登山道はザレた斜面にジグザグにつけられています。山頂が近づくにつれて斜度がきつくなります。

三俣山荘から見ている限り「キツそうだなぁ」と思っていたのですが、実際に歩くと思っていたほどではありませんでした。おそらく荷物が少ないのもあると思います。ただ、下りだと歩きにくそうな道です。

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三俣蓮華岳(左)と黒部五郎岳(右)上に見えているのは月

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鷲羽岳登山道からの槍ヶ岳

最初はヘッデンを使っていましたが、時間とともに空が明るくなり、周囲の山々もしっかり見えるようになってきました。

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鷲羽池と槍ヶ岳

鷲羽池付近に着いたのが5:04で、雲があるせいかご来光はまだ。「これは良い感じかも!」と思って歩きましたが、山頂まで残り1〜2分というところで太陽が顔を出しました。

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ご来光。右側の高い山は大天井岳

山頂からのご来光はちょっと間に合わずでしたが、それでも十分素晴らしい日の出を見ることができました!

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これから目指す水晶岳(左)と裏銀座の山々(右)

その後は水晶岳を目指して歩きます。裏銀座の山並みが素晴らしく、今度はこっちを歩きたくなりました。

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水晶岳(右)の奥に薬師岳。山容が美しい・・

裏銀座だけでなく、正面には水晶岳や薬師岳、左を見れば黒部五郎岳に三俣蓮華岳、ちょっと後方には笠ヶ岳や焼岳、乗鞍岳、御嶽山、そして振り返ると槍ヶ岳や大天井岳などなど。北アルプス周辺の名峰を眺めながら歩く、まさに至福のルートです。

ワリモ岳とその先の分岐を過ぎ、トイレ休憩のため水晶小屋へ。水晶小屋のTシャツがカッコよくて欲しいなーと思っていましたが、前日に三俣山荘で「売り切れ」という情報が(涙)

小屋番さんに「今日、上がってくる予定」と言われたので「何時頃の予定ですか?」と聞くと、9時過ぎの予定とのこと(ちなみに、この時はまだ7時前)。

水晶岳まで行って帰ってきても、9時にはまだまだ余裕がある・・・この日は双六小屋まで行く予定もあるし、9時まで待つのは厳しい・・・ということでTシャツは断念。その代わり、カラフルな手ぬぐいだけ買いました。

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水晶小屋から見た槍ヶ岳方面

水晶小屋を出たら、左手に雲ノ平などを眺めながら歩きます。雲ノ平もまた行きたい場所です。

 

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雲ノ平山行に関する記事は↑からどうぞ(^^)その5まであります(汗) 

平坦な登山道を過ぎると、ちょっとした岩場のようになった登山道へ。途中には木製のハシゴもあります。

難しいところは特にありませんが、足元をよく見て慎重に。登山道は狭い所もあるので、すれ違う際には広いところで余裕を持ってすれ違うようにすると安心です。

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水晶岳に到着! 山頂から歩いてきた道を眺める。ここからだと鷲羽岳が目立ちません・・・

水晶岳山頂からは、360度の絶景(しかも全部が山!)が楽しめます! ここはぜひ、ピーカンの日に訪れてほしい場所です。

ちなみに山頂はあまり広くありません。三角点も、山頂標識のある場所から北(赤牛岳方面)に行った場所にあります。三角点ハンターの方はご注意を。

この日は先客3名で、そのうち1名はすぐに移動されたので、山頂には私たち含めて4名だけ。私たちの後ろにも登山者はしばらくいなかったので、20分ほどのんびり過ごしました。

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白馬・立山方面。赤牛岳の奥には黒部湖

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雲ノ平や黒部五郎岳

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笠ヶ岳〜槍ヶ岳方面、御嶽山まで見えます

後ろの登山者が見え始めたころ下山開始。水晶小屋には立ち寄らず、岩苔乗越から黒部源流の碑のある渡渉点を目指します。

ワリモ北分岐から急斜面をジグザグに下ると岩苔乗越。ここから「祖父岳・雲ノ平方面」「高天原温泉方面」「鷲羽岳・水晶岳方面(来た道)」「黒部源流方面(行く道)」と分岐していて、ちょうど交差点のようになっています。実際、標識には「ここは岩苔交差点」という文字も見えました(^^)

岩苔乗越から黒部源流までは、地味に長い下り。ここ、結構しんどかったです(涙)

歩いたのは朝の9時台ですが、陽射しを遮るものがないので暑い。ここを登るのは大変そうです。。。

ただ道自体は草刈りもしてあり(感謝)歩きにくさはナシ。途中辛くなったら、黒部源流の冷たい水でクールダウンしながら進みましょう〜。渡渉点までくれば、あとはひと登りで三俣山荘です。

ヘリの荷揚げ中だった三俣山荘

そんなわけで、10時ごろ三俣山荘に到着! 休憩のために山荘に寄ると、ちょうどヘリでの荷揚げの最中でした。

ヘリの音が聞こえる・・・と思ったら、山荘のスタッフさんたちが外に出てきてすぐに登山者を小屋内に誘導します。山荘の玄関前に荷物が届くので、登山者は皆、土間で待機。玄関扉も閉められます。

ヘリがすぐそばに来ると物凄い風で、砂などが山荘の窓に当たる音が(O_O)ハイマツも風に煽られ大きく揺れていました。

ただ作業自体はものの数秒程度終わり、ヘリが去ると玄関も開いて登山者も外へ。届けられた飲料類をスタッフさんたちが手分けして運んでいました。

これまでもヘリでの荷揚げに遭遇したことはありますが、ここまで間近で見たのは初めて。こうやって山小屋の物資は届けられているんだなぁ・・・下から担いで来なくても山で飲み食いできるのは、こうしたみなさんのおかげなんだなぁ・・・と、改めて思った次第です。

三俣山荘から双六小屋へ

山荘で小休憩したらテントを撤収し、この日の目的地である双六小屋へ向かいます。

三俣山荘から三俣蓮華岳と巻道ルートの分岐点までは、なかなかキツイ登り・・・日差しもあって暑かったので、ヘロヘロになりながら歩きました。ペースもゆっくりです。

そんな私を見て、夫からは「三俣蓮華岳にまた登るかどうか?」と相談が。もしキツくて登りたくなければ、巻道ルートを通って先に双六小屋で休んでて、とのことでした。

が、そこまでキツイわけでもなく山頂からの展望も期待できそうだったので、とりあえず三俣蓮華岳へ。3回目の三俣蓮華岳で、ようやく良い景色が見られました〜( ´ ▽ ` )

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三俣蓮華岳から鷲羽岳

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三俣蓮華岳から槍ヶ岳

その先は「双六岳に行くかどうか」で悩みましたが、中道との分岐に着く頃には槍方面もガスの中・・・これじゃー双六岳に行ってもなぁ、ということで、私は行きと同じ中道ルートで双六小屋へ。夫は双六岳に行ってみたいとのことで、ここで一旦別れました。

先に双六小屋に到着し、まずはテントの受付。そしてうどんを頂きました。カレーが美味しそうだったけど、夕飯がドライカレーの予定だったので・・・

前回の記事に書いた通り、双六小屋は物資がだいぶ減っていた感じ。喫茶メニューで残っていたのは、うどん・カレー・おでんくらいで、ラーメンなどは品切れでした。

うどんを食べ終わる頃、夫が双六小屋に到着。夫はカレーを食べて(本人曰く、カレーライスとドライカレーは別物)テントを設営し、あとはのんびり過ごしました。

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樅沢岳の登山道から見た双六小屋とテント場

さすがにテントは多くありません。

3日目

3日目は双六小屋から新穂高温泉までの下山のみ。4時半ごろ起きて朝食を済ませたら、テント撤収です。

この日は天気が崩れる予報。出来るだけ早く下山しよう! ということで、双六小屋を出たら基本的にノンストップ。

弓折乗越でささっと写真を撮り(天気が良かったので)

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弓折乗越からは槍穂高の稜線が綺麗です

鏡平山荘でお手洗いを借り(使用料100円)鏡池は逆光過ぎて逆さ槍もイマイチ。故に写真なし。「小池新道って長いよねー」なんて言いながら、わさび平小屋まで進みます。

実は今回、出発前から「下山時にわさび平小屋でそうめんを食べる」と決めていた我が家。2年前に雲ノ平へ行った時、わさび平小屋でそうめんを食べている方がいて、それがものすごく美味しそうに見えたんです。

しかし、その時は鏡平山荘でかき氷を食べたりしていたので、そうめんはパス。今回は絶対食べよう! と出発前から楽しみにしていたのでした(笑)

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わさび平小屋のそうめん!

いたって普通のそうめんですが、人生で一番美味しいそうめんと言っても過言ではない。湧き水でよく冷えたキュウリも一緒に頂きました。

そうめんパワーで新穂高温泉までの林道を歩ききり(大げさ)10時半前に無事下山。コンパスで下山届を出し、駐車場まで歩いて荷物を降ろし、近くの温泉へ行きました。

その後お昼ご飯を食べていると雨が降り出し、平湯付近では土砂降りに! この時に山の上も降っていたかどうかは分かりませんが、今回は久しぶりに雨に降られずに歩けて良かったー! という、2泊3日の黒部エリアテント泊旅でした。

【おわりに】今回の山歩きで感じたこと

  • 高山とはいえ真夏は暑いので水分補給をしっかり(水だけでなく、スポーツドリンク類も必須)
  • 天気が良い中歩けるのは最高だけど、体力の消耗も激しい(帽子・サングラス必須、肌も露出しない)
  • 登りならガスってるくらいがちょうど良い(展望ないけど日差しがなく暑くないので快適)
  • 味噌汁が最高に美味しい(笑)

水分補給に関しては、行動中だけでなく出発前の水分補給も大切です。以前ヤマケイオンラインの記事で「出発前に300〜500ml程度の水分を摂っておく」というのを見て、それから出発前の水分摂取を意識するようになりました。

上手な水分摂取が、安全登山のカギ! 飲み方、摂取量、タイミングなど、熱中症にならない水分補給法 YAMAYA - ヤマケイオンライン / 山と渓谷社

500mlってペットボトル1本分なので、意識しないとなかなか飲めませんが(^_^;)

味噌汁はもはや必須の食料(フリーズドライではなく、生味噌タイプのインスタント持参)夕飯時に頂くことが多いのですが、しみます(笑)

塩分補給といえばラーメンなんかも良いですが、最高に美味しいと感じるのはやっぱり味噌汁。お味噌はすごいなぁとつくづく実感しています。おすすめです。

楽しい山歩きが「辛かった」「大変だった」だけにならないよう、体調管理も万全にして山へ行きたいものだと感じました。

 

拙い長文を最後までご覧いただき、ありがとうございました。