2019年の山歩き第一弾で、北八ヶ岳の縞枯山〜茶臼山に行きました。
北八ヶ岳というと北横岳がメジャーですが、縞枯山〜茶臼山も素晴らしかったです。
今回歩いたルート
北八ヶ岳ロープウェイを利用し、山頂駅を起点に雨池峠ー縞枯山ー茶臼山ー五辻と周回しました。
大石峠やオトギリ平まで行くのではなく、茶臼山から縞枯山方面に戻り、分岐から直接五辻へ下るルートです。
昼食も含め、ゆっくり歩いて4時間程度のコース。
余裕を持った計画を立てるなら5時間ほど見ておくと良いかと思います。
茶臼山ー五辻は視界不良時に迷いやすいルートなので、その場合は来た道を戻るピストンにするのがオススメです。
縞枯山・茶臼山のオススメポイント
樹林帯を歩くので、強風時も比較的安心
ピッケルが必要になるような場所はなく、雪山経験の浅い初心者でも歩きやすい
北側斜面を登っていくので雪が多く残っており、雪景色がきれい
ロープウェイ利用により高所スタートができる
北横岳に比べて人が少ないので、静かなスノーハイクが楽しめる
縞枯山・茶臼山の注意点
北側斜面は日当たりが良くないので、雪は多め。
上りは良いですが、雪山が初めての人などは下る時に怖いと感じるかもしれません。
でも、滑ったら止まらない! なんて感じの場所ではないので、1歩ずつ確実にゆっくり歩けば大丈夫だと思います。
装備について
足元は冬山用登山靴に12本アイゼン。
正直なところ、今回のルートで12本はオーバースペックです・・・(いい加減、チェーンスパイクを買おう)
念のためワカンも持参しましたが、トレースもしっかり付いていたので、今回は使っていません。
ピッケルは持参せず、トレッキングポールを使用しました。
ほとんどの人がアイゼンを使っていましたが、スノーシューの方もちらほら見かけましたよ。
ウェア類について
寒がりなので、雪山に行く時の服装はいつも万全に!(笑)
上はメリノウールのアンダーウェア+長袖シャツのほか、インサレーションにはモンベルのU.L.サーマラップジャケットを、アウターにはミレーのジャケットを着用。
ただ、この日は風も強くなく気温も-8度ほど(ロープウェイ乗り場の情報による)と寒さも厳しくなかったので、アウタージャケット(ミレーのもの)はただのお荷物でした。
モンベルのU.L.サーマラップジャケットは冬場の登山でも活躍してくれそうです。
下は薄手のタイツにモンベルのトレールアクションタイツ、アウターにはモンベルのマルチトラウザーズを着用していました。
靴下とグローブは予備も持参、その他は次のような感じです。
ニットキャップ、サングラス、バラクラバ(未使用)、ネックウォーマー、ヘッドライト、ツェルト、救急セット、お湯(サーモスのボトルに入れて持参)、行動食、お昼ご飯(カップラーメン、パンなど)、地図、コンパス、ホッカイロ、座布団サイズのマット
雪の上に座るのは冷たいので、この時期は座るときに敷くマットが必須!
現在私が持っている雪山装備については、次の記事にまとめています。
登山口へのアクセス(公共交通機関編)
いつもはマイカーで向かう北八ヶ岳ロープウェイですが、今回は諸事情により公共交通機関を使いました。
北八ヶ岳ロープウェイまではJR茅野駅から直通バスが出ているので、容易にアクセスできます。
冬季はロープウェイ始発が9時なので、茅野駅を7:55に出る始発バスを利用。
乗車時間は55分ほどなので(到着予定は8:50)始発ロープウェイにも間に合います。
バス乗り場は茅野駅の西口にあり、2番乗り場から乗車しました。
バス乗車前に、バス停前にある窓口で乗車券(片道1,250円、往復2,200円)を購入。
乗車券はバスを降りる時に回収されます。
ちなみに、この日は大学入試センター試験の1日目(1/19)。
諏訪東京理科大学が試験会場なのか、そこへ向かう大勢の受験生で窓口には長蛇の列ができていました・・・。
試験会場までのシャトルバスの乗車券を買うために並んでいたようです。
普段はそこまで人も多くないと思うので、乗車券もスムーズに購入できると思います。
バスに乗ればあとはロープウェイ乗り場まで運んでもらうだけ。
マイカーは便利ですが公共交通機関は何かと楽なので、個人的には電車やバス利用も好きだったりします。
ロープウェイは20分間隔運転が基本ですが、週末などはスキー・スノボ客が多いので、この日は10分間隔で運転していました。
さいごに
冬になると毎年北横岳へ行っていましたが、今回は初めて縞枯山・茶臼山方面へ。
今シーズンは雪がかなり少なく、スキー場の下の方は地面が見えているほど。
坪庭も例年以上に岩が目立っていました。
北横岳の登山道も(見た感じでは)雪が少な目。
ただ、南斜面を歩く北横岳と違って、縞枯山・茶臼山は北斜面を歩きます。
そのおかげで木々には雪がたくさん残っていて、足元の雪も多めでした。
実は登る前に友人と「雪が少なくて楽しめるかなぁ・・・」と話していたのですが、良い方に裏切られた今回のスノーハイク。
北横岳に比べて人も少ないので、比較的静かなスノーハイクが楽しめます。
ちなみに、縞枯山も茶臼山も、山頂らしき場所の展望はほぼありません(汗)
どちらの山も「展望台」と呼ばれる場所まで行かないと景色は楽しめないので、ぜひ、展望台まで足を伸ばしてください。