今日も山へ行こう

山が大好きな、30代ヤマオンナの山行記録。

【2019年3月】冬の上高地スノーハイク 〜アクセスや装備など

冬季閉山中の上高地へ、スノーハイクへ行ってきました。

今年は暖冬傾向で早々に春めいた日も多くなりましたが、上高地はまだまだ冬・・・。

今回の装備や上高地へのアクセス方法などをまとめました。

はじめに:閉山中の上高地について

観光地として有名な上高地ですが、冬は完全に「冬山」です。

気温はマイナス10度を下回り、天気が悪ければ吹雪で視界不良、コンディション次第では雪崩も発生します。

下の写真は、2018年3月に上高地へ行った際に見た雪崩跡です。

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大正池手前の雪崩跡

この時は大正池手前の大規模なものを含め、4ヶ所の雪崩跡がありました。

ホテルなどの宿泊施設はもちろん、食堂を含めてお店は全てクローズ。

トイレも限られた場所しか利用できず、決して観光気分で行く場所ではありません。

「冬山経験や装備がないけれど、冬の上高地に行ってみたい」という場合は、近隣の宿泊施設等が行なっているスノーシューツアーなどに参加するのが安全&安心。

こうしたツアーならプロがガイドしてくれるうえに装備もレンタルできる場合が多く、手ぶらでも参加できるみたいです。

釜トンネル入口まで送迎もあるので、アクセスを心配する事もありません(^^)

閉山中の上高地へのアクセス

春から秋にかけてはバスなどで簡単に入山できる上高地ですが、閉山中はかなり限られます。

今回の自分たちのアクセス方法以外にも、冬の上高地へ行く方法を調べてみました。

今回の私たちのアクセス方法

今回は釜トンネルから1kmばかり手前にある、坂巻温泉さんの有料駐車場を利用しました。

駐車料金は1日600円。

宿泊客や入浴客が多いと断られるため、事前に旅館に電話して聞いておく方が確実です。

ちなみに今回は前日に電話して、停められるかどうか確認しました。

また、坂巻温泉は休館日もあります。休館日はHPでチェックできます。

今回は7時ごろ到着したので、駐車料金の支払いはフロントで。

平日だった事もあって、6台ほどしか停まっていませんでした。

早朝出発の場合は下山後に支払い? そのあたりは事前に確認しておくと良さそうです。

建物の外(玄関向かって左側)にトイレもあります。

坂巻温泉からは国道を歩き、30分ほどで釜トンネルに到着。

釜トンネルまで2本のトンネルを通りますが、歩道があるものの一部暗いところもあるので、ヘッドライトがあったほうが安全(車からも気付かれやすい)です。

その他のアクセス方法

今回は長野県側からアクセスする方法を紹介します。

釜トンネル前(中の湯バス停一帯)は駐車禁止エリアなので、冬にアクセスする場合はいずれかの方法を利用することになります。

さわんど駐車場からタクシー

土日祝日・年末年始のみになりますが、沢渡から釜トンネル入口までタクシーを利用できます。

料金は2,900円ほどだそうです。

http://www.alpico.co.jp/taxi/kamikochi/

予約等については特に記載がなかったので、待機しているのかも?

「行ってみたらタクシーがいなかった!」となると大変なので、こちらも事前に電話などで確認しておいたほうが良さそうです。

ちなみに、沢渡駐車場の駐車料金は冬季に限って無料。

暖かくて快適なトイレもあります。

松本バスターミナルから高山行きバスに乗車

松本駅前にある松本バスターミナルから高山行きバスに乗車し、中の湯で下車すると釜トンネル入口前に着きます。

始発は松本バスターミナル7:50、中の湯には9:05着。

その後(2便目)は11:10着で上高地ハイクには遅いので、この場合は始発を利用するのが良いと思います。

バスターミナルから中の湯の運賃は片道2,200円。

バスターミナル以外に、新島々駅や沢渡のバス停などからも乗車できるみたいです。

装備について

冬山装備が基本です。

ウェア類

上:メリノウール長袖+モンチュラの長袖シャツ+U.L.サーマラップジャケット+アウタージャケット

下:薄手のタイツ+ロングパンツ(マルチトラウザーズも持参したが使用せず)

今シーズン初めてアウタージャケットを着て歩きました(^_^;)

天気は回復傾向でしたが、スタート時はまだ吹雪いており、気温も低めで寒かったです。

その他

ニット帽、サングラス、グローブ(防風グローブ+オーバーグローブ)、ゲイター、ワカン、チェーンアイゼン(軽アイゼン)、トレッキングポール、テルモスの水筒(お湯入り)、ツェルト、ガス&バーナー、救急セット、折りたたみクッション、エマージェンシーシート、カイロ、モバイルバッテリー、ヘッドライト 等々

上高地ハイク・ルート上の注意点など

登山届(入山届)を忘れずに

上高地に入山する前には、登山届を忘れずに提出しておきます。

私は毎度のことながらCompassで提出。

釜トンネル入口にも提出箱があるので、事前にネット等で届を出していない場合は出発前に出すようにします。

河童橋まで往復10キロ以上歩く

冬以外はバスターミナルまでバスやタクシーで移動できますが、この時期は釜トンネル(今回は坂巻温泉)から徒歩になります。

今回、坂巻温泉から小梨平まで歩いて、往復17キロ弱。

釜トンネル〜河童橋でも10キロ以上歩くことになります。

しかも、釜トンネルや上高地トンネルはなかなかの勾配(9〜11%)です。。。

大正池手前付近は雪崩に注意

上高地へ向かうルート上で特に注意したいのが、大正池手前付近。

最初の写真の通り、電光掲示板がある場所あたりは昨年、大規模に雪崩ていました。

鉄製のフェンスも倒されていたほどの威力があるので、これに巻き込まれていたら・・・と思うと(怖)

この辺りを歩く時は足早に通過した方が良さそうです。

閉山中でも車の通行あり

閉山中の上高地は工事用車両や施設管理の車など、台数こそ多くないものの車が通行します。

宿泊施設などは閉山中の時期に改修工事などをやっているようです。

「車は来ないだろう」と油断して危ない目に遭わないよう、気をつけてください。

トンネル内で車とすれ違うと、物凄い音がするので驚きます・・・。

凍結路でスリップ注意

釜トンネルと上高地トンネルを抜けた先の道路は、凍結している事もあります。

私も転ぶことはありませんでしたが、何度か滑りました(汗)

特に朝早い時間帯などは要注意です。

お気に入りは大正池と河童橋、小梨平

冬の上高地の記録は他のサイトなどでも多いので今回は割愛して(^_^;)

参考までに昨年の記録を↓

www.go2themt0.net

個人的にお気に入りのスポット、大正池・河童橋・小梨平の今年の様子だけどうぞ。

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大正池からの焼岳

大正池は穂高はもちろんですが、雪をまとった焼岳が見事。

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冬の河童橋

河童橋は夏は人だらけですが、冬は誰もいません。

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小梨平の梓川沿いから眺める穂高

小梨平は穂高を眺める絶好のポイントです(今回はスッキリ見えず・・・)

ちなみに、今回は当日朝まで雪だった事もあって、田代橋〜河童橋の梓川沿いルートはトレースがありませんでした。

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トレースのない梓川沿いのルート

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足跡のない雪の上を歩く

私はワカンで歩きましたが、スノーシューに最適な感じ。

バスターミナルの駐車場も、一面真っ白な雪原になっていました。

冬に上高地に行くなら、降雪後の天気のいい日が狙い目かもしれません。

帰り道には、キツネ(大正池付近)とサル(こちらは国道沿い)にも出会いました。

次はニリンソウが見頃になる春に行きたいなと思います。