2019年9月上旬に五竜岳から唐松岳を縦走しました。
実際に歩いて感じた注意点やアクセス、下山後の温泉など【概要編】です。
今回歩いたルート
今回は遠見尾根から五竜岳へ登り、唐松岳を経て八方に下山するルート。
下の図は歩いたルートの標高グラフです。
TrailNoteの集計によると、歩行距離は約16キロ。累積標高は登り1790m、下り1594mでした。
※歩行距離、累積標高差はソフトによって変わります・・・あくまでも参考です。
1日目 9月7日(土)
地蔵の頭・・大遠見山・・五竜山荘・・五竜岳・・五竜山荘
トータルの行動時間(休憩含む):6時間35分
休憩は五竜山荘(70分)、五竜岳(10分)です。
2日目 9月8日(日)
五竜山荘・・最低鞍部・・唐松岳頂上山荘・・唐松岳・・唐松岳頂上山荘・・丸山・・第3ケルン・・八方池山荘
トータルの行動時間(休憩含む):4時間20分
休憩は唐松岳頂上山荘(5分)、唐松岳(10分)です。
ルート上で注意したいところ
実際に歩いてみて、気になったところをいくつか。
遠見尾根はとにかく暑い
遠見尾根はとにかく暑いです。木はありますが、登山道の日陰は少なめ。水分は途中で補給できないので、多めに持参しておくのが安心です。
このルートはテレキャビンを利用するため、どうしてもスタート時間が遅くなりがち。
今回は7:30始発でリフトも使ったので、歩き出しは8:00でした。
この日も朝から真夏並みの暑さ+強烈な日差し・・・。意識してゆっくり歩いていましたが、途中で具合が「ちょっとマズイかも」という感じになりました。
日陰で休憩しつつ、ゼリー飲料で補給。しばらくすると回復してきたので再スタートし、その後は問題なく歩けました。
ゼリー飲料は重いので夏以外は持参しませんが・・・夏はあると重宝します。
いつも持参するのはinゼリーの夏限定「エネルギーレモン」です。
ゼリー飲料に限らず、疲れた時でも喉を通りやすいものを持参しておくと安心です。
五竜往復もヘルメット着用が安心
五竜山荘から五竜岳を往復する場合でも、ヘルメットはあった方が安心だと思いました。
というのも、途中から一面岩だらけの道になるため。クサリ場もいくつかあります。
足元はしっかりしていますが落石の可能性もあるので、ヘルメットは持参した方が良さそうです。
ちなみに私はヘルメットを持参していたものの、テントにお留守番させてしまい後悔。
それで「ここはヘルメットあった方が良いな」と感じた次第です。
ちなみに、この日も半分くらいの方がヘルメット着用して五竜岳を往復されていました。
五竜と唐松、どちら側から歩く?
今回私は五竜から唐松に向かいましたが、多くの人は唐松から登って五竜に向かうようです。
このルートにした理由は次の2つ。
- 牛首のクサリ場が五竜から歩くと登りになるので、下るよりは危険度が少ない
- 五竜山荘のテント場を利用したかった
牛首周辺のクサリ場に関しては、実際に歩いたことがある方からのアドバイスを参考にしました。
事前にできる限りリスクは減らしておきたかったので・・・。
五竜山荘のテント場は、到着時刻が遅いと何かと苦労するようです(^_^;)
例えば「満杯でこれ以上張れないので、小屋素泊まりで」とか。テン泊装備で来て宿泊料金払うのもなぁ。。(しかもこんな日はだいたい小屋も満員)
素泊まりを回避できても、テントが傾いているとか。。。
そんなわけで、できれば午前中〜昼頃には五竜山荘に到着したいと思い、遠見尾根から登りました。
実際は昼前に到着したのでテント場も余裕でしたが、最終的には満杯になり傾斜地に張っている人もいたようです。
逆ルート(唐松→五竜)の良い点・注意点としては、次のようなものがあるかと思います。
良い点:八方尾根の方が登りやすい、五竜岳を眺めながら縦走できる
注意点:牛首のクサリ場が下りになる、テントで五竜山荘泊の場合はテン場が満杯になっている可能性あり
※実際に歩いたわけではないので想像です(^_^;)
登山口へのアクセス
今回は夫に送迎してもらいました(^_^;)
なので、登山口と下山口が違うから車をどうしよう・・・という心配もナシ(^_^;)
ですがそれだと全く参考にならないので。。
一応、GWや夏山シーズン中、秋の週末にはシャトルバスが白馬村内を走っているようです。
「白馬シャトルバス」で検索すると出てきます。
シャトルバスが走っていない日(夏山シーズン以外の平日)であれば、タクシーを利用することになりそうです。
下山後の温泉
今回は「八方の湯」を利用しました。
八方アルペンラインで下ってきて、ゴンドラ乗り場から徒歩で10分弱です。
昔はモンベル会員の割引があったような気がするのですが、今は「岳人」を定期購読している人が対象のよう・・・。
でもHPにある「入浴割引券」の画面を見せると100円割引になります。
今回はこの割引券を利用して、入浴料700円でした。
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山行記録はその2に続きます。