今日も山へ行こう

山が大好きな、30代ヤマオンナの山行記録。

上高地散策&岳沢小屋日帰りトレッキング…クマも目撃

豊富な雪解け水が流れる梓川と、新緑やニリンソウなどの花々が美しい5月中旬の上高地へ、日帰りで行ってきました。

当初は大正池~徳沢まで歩くつもりでしたが、山歩きも楽しみたいと思い岳沢小屋まで行くことに。

岳沢トレイルでは樹林帯でクマを目撃するというハプニング?もありましたが(大汗)天気に恵まれ素晴らしい展望を満喫できました。

1年で最も美しい?5月の上高地

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河童橋からの眺め。定番ですが、やはり素晴らしい眺めです。

2018年5月20日、今年2回目の上高地へ行きました。

5月の上高地は、一年の中で一番美しいと思っています。

雑誌「山と溪谷」2017年5月号の上高地特集の中にあった、西糸屋山荘の奥原さんの言葉です。

5月の上高地と言えば2017年に涸沢へ行く際に来ていますが、連休前で新緑や花はまだまだな時期。

今回は「ニリンソウが見頃」「カラマツの新緑も綺麗」という情報をキャッチしてから出かけました。

上高地散策+岳沢小屋へのトレッキングがおすすめ

実は今回、散策とかより山登りがしたいなぁと思っていたこともあって、はじめは別の山へ行くことも考えていました。

でも天気は文句なしの快晴だから上高地も絶景だろうし、ニリンソウも見たいし…と(^_^;)

そんなときに思い付いたのが、岳沢小屋までの日帰りトレッキング!

河童橋~岳沢小屋は山と高原地図のCTで往復4時間半ほどで、のんびり歩いても十分日帰り可能。

以前から岳沢小屋のブログはチェックしていて(個人的に、山を歩くうえで参考になる事が多い)GW頃には日帰りで小屋まで来る人も多い…なんて記事もよく見ていたので、ちょうど良さそうとだなーと。

早速地図を引っぱりだし、Geographicaでも事前準備をし、小屋のブログやヤマレコでここ数日のルート状況確認、登山届の提出(コンパスにて)と準備をしました。

装備は日帰り登山の基本的な装備に加えて、まだ雪があるとのことで軽アイゼンも持参です。

このルートは初めて歩いたのですが、登山道はよく手入れされていて歩きやすく、展望も素晴らしい良いルートでした。

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登山口10番、岳沢小屋0番としてルート上に番号があるので、歩くときの目安になります。

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道中の展望も良く、道もよく整備されています。

個人的に「上高地を楽しみつつ、サクッと山登り&展望も楽しみたい」なんて人にはおすすめのルートです。※あくまでも岳沢小屋までの話。今はまだ歩けない岳沢小屋から上の重太郎新道や吊尾根まで含めると、長くて大変です…汗

岳沢トレイルについて

※登山道状況は2018年5月20日のものです。最新状況は岳沢小屋のブログやヤマレコ・YAMAP等で各自ご確認くださいm( )m

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上高地の中でも特にお気に入りの岳沢湿原

岳沢トレイルの入口は、バスターミナルから河童橋を渡った梓川右岸にあります。

上高地の中でも特にお気に入りの岳沢湿原あたりが登山口です。

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沢登山路の看板から登山道へ

岳沢トレイルは、6番「見晴台」の少し手前までは樹林帯の中を歩きます。

見通しはあまり良くないので、クマなど野生動物にご注意を…後で書きますが、この樹林帯でクマを目撃しました。。。

傾斜は緩やかなので、足元に気を付けながら進みます。

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7番の「天然クーラー」こと風穴には、まだ雪が残っていました。夏は涼しそうです(^^)

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西穂の稜線。風穴からさらに進むとガレ場が現れて視界が開けます。

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6番「見晴台」西穂の稜線が良く見えます。

この先は割と日当たりの良い道になるので、帽子をかぶるなどして日差し・暑さ対策を忘れずに。

夏はもう少し葉が茂っていると思われます。

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振り返ると乗鞍岳。眼下には上高地大正池も見えます。

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標高2100m以上は7割ほど雪の上を歩きます。

標高2100mを超えると、ルート上にも雪が。

ただ、アイゼン等はなくても良さそうだったので、そのまま進みます。雪の上を歩くことに不慣れな場合などは、アイゼン等の滑り止めを着けると安心かと思います(^^)

ルートについては、小屋の方が設置してくれている赤テープに沿って歩けばOKです。

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1番「小屋見峠」まで来れば、岳沢小屋まであと少し!

岳沢トレイルのゴール地点は岳沢小屋ですが、実はこの1番「小屋見峠」に着くまで小屋は見えません!

目的地が見えないと「どこまで歩くんだー」となりますが、ここまで来ればあと少し。

…ですが、この先は雪の斜面のトラバースもあったりするので、気を抜かずに小屋まで歩きます(そのトラバース箇所ですが、写真を撮っていませんでした…)

岳沢小屋ではテラスからの絶景が待っていました~!

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岳沢小屋テラスより。正面には乗鞍岳や霞沢岳、眼下には上高地が見えます。

風が冷たかったものの、あまりの景色の良さにここで1時間ほど過ごしました。

ちなみに、お昼ごはんは小屋で売っていたカップヌードル(お湯付で400円)ごちそうさまでした(^人^)

下山後に明神あたりまで歩きたかったので、11時半前には岳沢小屋を後にしました。

岳沢トレイルの注意点など

雪が多い時期(GWなど)はどうか分かりませんが、私がこの日歩いた限りでは特に危険を感じる場所もなく、歩きやすい印象でした。

普段の山登りと同じように、足元に注意してしっかり歩けば大丈夫だと思います。

ただ、雪の状況は登る数日前の天気や年によっても大きく変わるので、実際に登る時には最新情報の確認が必須です。

また、登山届を事前にネット等で出していない場合は、上高地バスターミナルにある提出箱に提出するのを忘れずに。

樹林帯で目撃したクマの話

今回、登山中に初めてクマを目撃しました。。

場所は岳沢トレイルの9番と8番の間くらい、うっそうとした樹林帯を歩いていた時で8時半~9時の間でした。

何の根拠もありませんが、この日は樹林帯を歩きながら、いつも以上に「クマが出そうだなぁ…」と少しだけ嫌な感じだったことを覚えています(野生の勘?)

そんな感じだったので、かなり注意深く周囲を見回しながら歩いていました。

すると私の右斜め前、距離はおそらく10mかそこらだったと思いますが、体長1mほどの1頭のクマが私と同じ進行方向に向かって歩いてるじゃないですか…。

恐らく先に気付いたのは後方にいた私で、クマはただの「移動中」という感じ…。

とりあえず私が木に隠れるような感じで立ち止まると、クマも気配を感じたのか周囲を気にしながら立ち止まったようで。

一番いいのはクマに立ち去ってもらうことだと考えたので、ザックに付けている笛を軽くひと吹き(いきなり大きな音を出すと刺激してしまうかなと思って、軽めに吹いてみました…)

すると、クマは慌てて登山道とは逆方向の森の中に走り去ってくれ…まずはほっと一安心。

しかしその後も樹林帯の道が続いたので、人に会うまでは見通しの悪い場所で笛を吹きながら歩きました。。こんな時、1人だと本当にドキドキです。

クマの生息域に私たちが入り込んでいるのでクマがいて当たり前なんですが、実際に目撃したりすると本当に驚きます。

お互いに何もなくて本当に良かったと思いつつ、ある意味、貴重な経験でした(何事もなかったからそう言えるわけですが)

クマ鈴は?

クマ除けとしてクマ鈴もありますが、私はつけていません。

  • 単純に音が気になる
  • 「常に鳴らしているから大丈夫」と、安心しきってしまう

完全に個人的な話ですが、こうした理由から。

常に音が鳴っているせいで、些細な物音に気付かなくなる…なんてこともあるそうです。

代わりに持っているのが今回も使った笛ですが、どちらかというと万が一のSOS時の備えとして持っています。

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すぐに使えるよう、ショルダーハーネスに外付け。テント泊用ザックにも同じように付けています。笛はjROさんからの頂き物(山岳イベントでブースにお邪魔した時にもらったもの)です。

今回この笛のおかげで何事もありませんでしたが、嫌な予感がした時点で吹いていれば、クマを目撃することもなかったかもしれません。この辺りは反省です…。

少し長くなってしまったので、上高地のお話はまた次回に続きます。