こんにちは。
週末は天気が良さそうなので(中部山岳エリア)、お山に出没予定のまつたろうです。
突然ですが、今年テント泊用のザックを新調しました!
というわけで、今回は新調したザックのお話(あくまでも、個人的感想)です。
新しく購入したザックについて
モデル:deuter Aircontact PRO 55+15 SL
重量:3080g
容量:55 + 15L
価格:35,000円
付属品:レインカバー、サブザック
今回購入したのは、ドイターのハイグレードモデルの最新版。
当初はグレゴリーのDEVA70を検討していてフィッティングまでしていたんですが、購入するタイミングでこれが新しく入っていまして。。改めてDEVAと背負い比べた結果、こちらのモデルに決めました。
購入時の決め手
・丈夫さ
厚めの生地を使用しているため、耐久性が高い。(その分、重い)
・価格(大事)
DEVAより4,000~6,000円ほどお安い。
・内蔵されたレインカバーの扱いやすさ
底部にレインカバーを収納できますが、あらかじめ留め具で固定しておくことで
風が吹いている中でも装着しやすい
購入時に悩んだ点
・重量がある
DEVAより500g以上重い(その分、耐久性がある)
収納などに関しては、実はドイターもグレゴリーも似たり寄ったり。店員さん曰く「ドイターはグレゴリーを意識してこのモデルを作っている感じがある」この言葉通り、2つを比べてもほぼほぼ同じでした(使いやすい/使いにくいは別として)
昨年までテント泊用に使っていたザックもドイターだったので、長年同社製品を使っているという安心感(?)も、ある意味では決め手でした。
背面ですが…左が新調したザック、右が以前使っていたザック(40+10L)並べると小さい(^_^;)
買い替えた経緯
以前のザックを購入したのは今から8~9年ほど前。
昨年奥穂に登った時はテント泊装備+ヘルメットも中に収納して歩きましたが、かなりいっぱいいっぱいの状態。そして中もずいぶんボロボロになっていました(下の写真の通り)
今年はテント泊縦走もしたいし、ルートによってはヘルメットも必要だし。そのためにはもう少し余裕のあるザックがあった方がいいかなということで、新調するに至ったのでした。
汚い写真でスミマセン。。。
10年ほど前のザックは中にこうした薄い膜?みたいなものが施されているものもあって、長年使っていると破けてくるんだそうです。。最近のはそんなことないみたいですが。
おかげで荷物にパラパラつくし、テント場とかでも微妙に舞ったりするしで、気になって仕方なかったのです。。
細かい部分あれこれ
背面長の調整
以前使っていたものは段階的に調節ができるタイプでしたが、今回は無段階に調節が可能。しかも簡単に調節できるので楽です。
以前のものは「VARI QUICK」で段階的に調節
上下に付いたオレンジのパーツが背面長調節に使う部分。下のオレンジのパーツを手前に起こせば、上部の調節が簡単にできる仕組み
ショルダーハーネス部分
肩の付け根部分が自由に動くようになっているので、より体型にフィットするようになっています。これはグレゴリーと同じです。
左側のハーネスに注目。上と下の違い分かりますかね…(^_^;) 自由に動くようになってます。
ウェスト部分のポケット
以前使っていたものより、ずいぶん大きくなりました(笑)前はスマホ(iPhone 5s)が入らなかったんですが、今はスマホ&グローブ入れても大丈夫です。
両サイドのポケット
ザックの左右にハイドレーションシステム用のポケットがあります。GWの涸沢ではここにプラティパス(1L)を入れて使用。パッキングの最後、ザックがパンパンの状態で入れたので「入らんかも…」と心配しましたが、ちゃんと入りました(^^) これが2Lだったら入るのか、ちょっと心配です。。(最初に入れておけばいいのかも?)
あと、片側に2L入れたら荷重のバランス的にどうなんだろうとも思ったり…逆側に重いものを寄せればいいのかな?(-_-;)
すぐに取り出せる場所なので、ここにレインジャケット入れたりしても良いかもです。
フロントアクセス
最近のザックには多いのかもですが、今までこのタイプは持っていなかった私。行動中に必要なものは雨蓋やサコッシュに入れているので頻繁に使うこともなさそうですが、テント内などでは便利かなと。
サブザックが付属している
ベースキャンプ型での山行時などは、アタック時にサブザックを使う機会も多くなります。それを考慮してか、このモデルには付属品としてサブザックが付いています。雨蓋部分に収納する仕組み。グレゴリーの製品にもサブザックは付いてます。
実はサブザック自体は持っていたんですが、こうして付属品で付いてきたので、古いものは買取店にて買い取ってもらいました(^_^;) 2つもサブザックはいりません。。。
付属品のサブザック、使うとこんな感じです↓
サブザックに調理グッズを入れ、涸沢小屋のソフトクリームの写真を撮る人(私)
実際に使用しての感想
このザック、これまでにGW前の歩荷トレーニング(2回)と涸沢テント泊の計3回使いました。荷物の重さは10~15キロほどでしょうか…
・これまでのザックよりも快適
・以前は重い荷物だと鎖骨や骨盤あたりが痛くなることがあったが、今のところなし
・縦に長い分振られるかなと思ったが、パッキング次第できちんと安定する
・縦に長い分、ヘルメット装着時に干渉しないかが気になるところ
1点目の快適性についてはドイターに限った話ではなく、どのメーカーも新しい製品が出るたびにアップしているものと思われます(^_^;)
2点目については、ハーネスの自由度が増したことや無段階に調整ができるようになったことで、より細かく体にフィットさせられるようになったのも理由のひとつかもしれません。
3点目についてもドイターに限った話ではなく、パッキング次第で実際よりも荷物が軽く感じられたり、逆にバランスが悪くなって重く感じたりします。パッキングの注意点はメーカーのホームページなどにも書いてあるので、バランスが悪いと感じる場合は一度チェックしてみてください。
4点目はまだ試していないので、今のところ何とも言えません。。。今年の山行計画の中に唐松岳~五竜岳縦走(テント泊)があるので、そのときまでお預けかな(^_^;) ザックの形(縦に長いスラッとタイプか、幅のあるずんぐりむっくりタイプか)は、好みの分かれる部分かもしれませんね。
最後に
長々と書きましたが「ザックは着るもの」という言葉もあるように、一番大事なのは「自分の体形にフィットするかどうか」だと思います。メーカーや細々とした機能の部分は二の次と言っても過言ではないかと…(持論ですが^^;)なので、ザックを買う時はなるべくたくさんのザックを背負って、可能であれば店内を歩いてみることをオススメします。階段があれば上り下りをよりイメージしやすいかと。。
最近はフィッティング用の「おもり」もあったりするので、より実践に近い形でザックを背負ってみることもできます。私も購入時は11kg分のおもりを入れてもらってフィッティングしました。
これから夏山シーズンが始まると、利用する機会も増えるテント泊用ザック。長く使っていきたいと思います。
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